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気付くと、年に1回は「王立宇宙軍」を観ている気がします。
はじめ、物語的にはそこまでに好きじゃなかったんですが、
見返すたびに、いろいろと発見することが多くて
噛めば噛むほど、おもしろいアニメだなあと。
イチバン最初に見たときは
「この展開と設定なら、もっとゴリゴリに盛り上げていって
めちゃくちゃ熱い演出で観たいなあ」とか思っていました。
(自分は「Gガンダム」とか「ガオガイガー」とか大好きなんです…)
作画はすごいわりに、妙に淡々としてる印象でした。
で、
ある時、「アンダルシアの夏」のメイキング番組で
高坂監督が、宮崎駿監督から「アンダルシア~」の原作マンガを勧められたときのエピソードで
「宮崎駿監督に”このマンガは静かなようだけど、実は熱い話なんだよ”って言われて…」
と喋っているのを観た時に
ああ、なるほど!と。
「王立宇宙軍」も、この「静かだけど熱い」ジャンルの映画なんだー。と。
このときから「王立」の見方がかわって、すごく好きなアニメになりました。
主人公が、子供のころ憧れていた戦闘機に乗って、空を飛ぶシーンで
なんで主人公の顔はほとんど見せなくて
飛行機の計器や窓枠の水滴とかのアップばかりで、まったく気持ちが伝わらないじゃん
とかエラソーに思ってたんだけど、これは実は
計器や窓枠の水滴、ひとつひとつに、主人公が感動して凝視している視点なのでは?
とか考えたりするようになって、俄然、楽しくなってきました。
「静かだけど熱い」んですよ。
無気力な感じが漂う同僚達が、いつの間にか自分の仕事に、
プライドを持って接していくところの描写も、さりげなくてカッコイイ。
軍の葬式では不真面目だけど、その後の飲み屋では
自分らのやり方でちゃんと弔う、とか良いよね…。
好きな女の子の前で、格好付けるために宇宙に行く、
というのも、はじめ「エー?」と思ったけど
最近は、すごくかっこよく見えてきた。
戦闘機が飛び交って、戦争してる間を抜けて、ロケットが飛んでく設定は
それだけでめちゃくちゃビジュアル的にカッコイイんだけど
政治的なものから解き放たれて、宇宙を目指していくという意味でも
かなりカッコイイ気がする。
あと、やっぱり年取るにつれて、わかってくるところもあります。
ヒロインとの関係は、見返すごとに、
くっつく可能性がゼロになっていくように感じるなあ。
どんどん距離が離れていって、ラストは地上と宇宙で…という。
あとは、博士の奥さんが葬式にチラッと出るシーンとか
「ああ…」と思ってしまう。あのちょっとのカットで
いろんなことが想像できるよね…。
(嫌味な女性記者が、大友キャラなのも気になる…。)
いろいろ書きましたが、また見返したときに
「あ、違った」ということもあるかもしれないので、
適当に聞き流してください。
でも、映画みて「こうゆう意味?」「やっぱりこうかも」とか
考えるのは楽しいですね。再確認したりとか。
これからまた見返すときが楽しみです。
はじめ、物語的にはそこまでに好きじゃなかったんですが、
見返すたびに、いろいろと発見することが多くて
噛めば噛むほど、おもしろいアニメだなあと。
イチバン最初に見たときは
「この展開と設定なら、もっとゴリゴリに盛り上げていって
めちゃくちゃ熱い演出で観たいなあ」とか思っていました。
(自分は「Gガンダム」とか「ガオガイガー」とか大好きなんです…)
作画はすごいわりに、妙に淡々としてる印象でした。
で、
ある時、「アンダルシアの夏」のメイキング番組で
高坂監督が、宮崎駿監督から「アンダルシア~」の原作マンガを勧められたときのエピソードで
「宮崎駿監督に”このマンガは静かなようだけど、実は熱い話なんだよ”って言われて…」
と喋っているのを観た時に
ああ、なるほど!と。
「王立宇宙軍」も、この「静かだけど熱い」ジャンルの映画なんだー。と。
このときから「王立」の見方がかわって、すごく好きなアニメになりました。
主人公が、子供のころ憧れていた戦闘機に乗って、空を飛ぶシーンで
なんで主人公の顔はほとんど見せなくて
飛行機の計器や窓枠の水滴とかのアップばかりで、まったく気持ちが伝わらないじゃん
とかエラソーに思ってたんだけど、これは実は
計器や窓枠の水滴、ひとつひとつに、主人公が感動して凝視している視点なのでは?
とか考えたりするようになって、俄然、楽しくなってきました。
「静かだけど熱い」んですよ。
無気力な感じが漂う同僚達が、いつの間にか自分の仕事に、
プライドを持って接していくところの描写も、さりげなくてカッコイイ。
軍の葬式では不真面目だけど、その後の飲み屋では
自分らのやり方でちゃんと弔う、とか良いよね…。
好きな女の子の前で、格好付けるために宇宙に行く、
というのも、はじめ「エー?」と思ったけど
最近は、すごくかっこよく見えてきた。
戦闘機が飛び交って、戦争してる間を抜けて、ロケットが飛んでく設定は
それだけでめちゃくちゃビジュアル的にカッコイイんだけど
政治的なものから解き放たれて、宇宙を目指していくという意味でも
かなりカッコイイ気がする。
あと、やっぱり年取るにつれて、わかってくるところもあります。
ヒロインとの関係は、見返すごとに、
くっつく可能性がゼロになっていくように感じるなあ。
どんどん距離が離れていって、ラストは地上と宇宙で…という。
あとは、博士の奥さんが葬式にチラッと出るシーンとか
「ああ…」と思ってしまう。あのちょっとのカットで
いろんなことが想像できるよね…。
(嫌味な女性記者が、大友キャラなのも気になる…。)
いろいろ書きましたが、また見返したときに
「あ、違った」ということもあるかもしれないので、
適当に聞き流してください。
でも、映画みて「こうゆう意味?」「やっぱりこうかも」とか
考えるのは楽しいですね。再確認したりとか。
これからまた見返すときが楽しみです。
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